政 策

<基本方針>

(1)今後、厳しい財政状況が見込まれることを十分に踏まえ、従来の方法や既成概念にとらわれることなく、常に新しい発想を持って行政運営を行うこと。

(2)「最小の経費で最大の効果」という地方自治の理念の下、絶えず数値目標を持って行財政改革を断行し、スクラップの徹底やサンセット方式を継続的に実施すること。

(3)区民のニーズを確実に把握し、弱い立場の人をはじめ、必要な人に必要なサービスを適切に提供すること。

(4)新公会計制度により捕捉可能となった事務事業及び施設のフルコスト分析を精緻に行い、行政評価制度と合わせて、事務事業等の見直しの徹底を図り、健全な行政運営を維持すること。

(5)縦割り行政の弊害の解消に向け、全ての職員、全ての管理職が区民生活を総合的に把握し、区政の課題の全ては自分たちの課題であるという気概を持って解決に当たること。

(6)施策の実施に当たっては、今後の行政需要を総合的に把握し、一貫性を持った長期的な視点に立ち、将来を見据えた政策を着実に進めること。

(7)公共施設の維持管理について、各施設の耐用年数を最大限考慮しながら、大規模改修や建て替えも視野に入れて計画を立てるとともに、必要な財源についても現段階から準備を始めること。

(8)可能な限り施策の検討の段階を短縮し、スピード感を持って行政運営を行うこと。


【重点項目】

● 物価高騰等の経済情勢を踏まえた必要な対策を継続的に行うこと。

● 経費節減を目的とした「行政改革推進計画」を策定し、令和6年度中に結果を出していくこと。

● 中期的な行政需要を見越した財政フレームに基づき、これまで以上に徹底した行政改革を行い、区民が真に必要とする行政サービスを効率的・効果的に提供していくこと。

● 災害に強い街づくりに向け、木造密集地域の解消、防災区民組織の一層の強化等、ハード・ソフトの両面で強力に事業を進めること。

● 区民の芸術文化活動の一層の促進を図ることを目的として、「芸術文化振興基金」の効果的な活用を図ること。

● 荒川区の明日を担う若者たちが安心して生活ができるように、相談支援の充実や福祉と就労支援の総合的な充実を図ること。

● 日々の憩いの場のみならず、災害時にはオープンスペースとしても活用できる宮前公園三期工事を、早急に開始すること。

● 公共施設の老朽化について、適時適切な改修等により施設の長寿命化を図ること。また、施設の更新に当たっては、用地の取得が困難であり、建築条件も厳しい都市部における新たな建て替え等の手法の研究を進めること。あわせて、財源の確保策についても特定目的基金を積み増すなど、将来に向けて具体的に準備を進めること。

● 学校施設については、中長期的な視点から計画的に改修・建て替えを実施し、大規模改修のほか、中規模改修を適宜組み合わせて実施する等、最も効果的な方法により教育環境の充実を図ること。

● 「特別区全国連携プロジェクト」のような、東京と全国各地の自治体が連携し補完し合いながら課題解決につなげていく協力関係を結ぶ取組について、積極的に推進すること。

● 「荒川区豊かな心を育む読書のまちづくり条例」に基づき充実した読書活動に関する取組を推進すること。


詳しくは 「令和7年度の予算要望(PDF)」をご覧ください。